<119年越しの夢・’24センバツ耐久>部長・監督 /和歌山
◇丸刈り廃止した改革者 井原正善監督(40) 有田川町出身の耐久OBで、恩師は当時監督だった県高野連の高津亮理事長。2年春からエースを務め、福岡教育大でも硬式野球部に所属した。南部高龍神分校の部長や有田中央高の監督を務めた後、母校に戻って5年目となる。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 自身を「昭和な人間」と話すが、部員の丸刈りを廃止するなど改革者でもある。日課は1カ月で計100キロ以上を走っている朝のランニングと、帰宅後の夜に250ミリリットルのビールを飲むこと。保健体育科教諭。 ◇「成長邪魔せず」モットー 前山友佑部長(34) 桐蔭OBで、広島大硬式野球部でも投手としてプレーした。耐久での教員歴は9年目。指導者としてのモットーは「勝ち負けは相手がいることなので、とりあえずうまくなれるように。選手たちの成長を邪魔しないこと」と話す。 昨秋の近畿地区大会でベスト4に入った時は「ほんまに勝ったな……」とグラウンドを見つめた。趣味は淡路島(兵庫県)など海辺をドライブすることで、1歳半になる双子姉妹の父でもある。理科教諭。