小川淳也氏、緊張の面持ち「身に余る重責。重圧はひしひしと」野党第1党幹事長就任受けて抱負
立憲民主党の野田佳彦新代表(67)を支える重責を担うことになった小川淳也幹事長(53)は24日、国会内で取材に応じ「身に余る重責だ。総選挙を目前に控え、自らの役割を自覚して全身全霊で取り組みたい」と抱負を語った。 同党はこの日、国会内で開いた両院議員総会で新たな執行部人事を提示し、承認された。野田氏は「刷新感」を1つのテーマに掲げていた。これまで幹事長はベテランの岡田克也氏が担ってきており、53歳の小川氏の抜てきを「刷新感」の1つとしたい狙いもあるとみられる。 小川氏は緊張の面持ちで「重圧はひしひしと感じている」とした上で、「代表が代表選を通じてて示した姿勢を体現できるかを基本線としつつ、あらゆる努力をしたい」と述べた。 一方で、小川氏をはじめ、代表選で野田氏を支援した議員が今回、要職に起用されており、他陣営からは「論功人事」として、一部で不満の声も出ている点を問われる場面も。小川氏は「どのような人事が行われるにせよ、賛同も反対の声が上がるのは当然だ」とした上で「すべて受け止めながら、最終的には党として国民の期待に応えていくと使命や責任はいささかも変わらない。党内融和を頭に置きながら、党内の方と、ていねいに向き合いたい」と述べた。 「及ばずながら未熟、不慣れがあることは当然のことだ。岡田幹事長のご指導もいただきながら、しっかり(野党第1党幹事長の)役割を引き継ぎたい」とも口にした。 野田氏サイドからは、23日の党大会後に打診があったという。打診を受けた背景について「総選挙は間近に迫っている。代表が務める『党の顔』は、1期よりも、複数期あったほうがいい。そうした役割をいっしょに担って欲しいという気持ちが(打診の際に)伝わった」などと述べた。【中山知子】