ベネズエラ野党指導者が一時拘束後に釈放、政府は自作自演と主張
Mayela Armas Vivian Sequera Deisy Buitrago [カラカス 9日 ロイター] - ベネズエラの野党指導者マリア・コリーナ・マチャド氏が9日、一時拘束された後に釈放されたと、同氏の政治団体ベンテ・ベネズエラが発表した。 マチャド氏はこの日、数カ月ぶりに公の場に姿を現し、10日のマドゥロ大統領の3期目の就任式を前に首都カラカスで反政府デモに参加した。同団体によると、マチャド氏は乗っていたオートバイの車列が銃撃され、拘束された。拘束中に複数の動画撮影を強要されたという。 マチャド氏の盟友で元大統領候補のエドムンド・ゴンザレス氏が同氏の即時釈放を要求していた。一方、カベロ内相を含む政府高官がマチャド氏の拘束は「でっち上げだ」と述べていた。 昨年7月の大統領選を巡っては、選挙管理当局と裁判所がマドゥロ氏の勝利を認定しているが、詳細な集計結果は公表しておらず、野党もゴンザレス氏の勝利を主張している。 約7000人が参加したとみられるカラカスの抗議デモでマチャド氏は、マドゥロ政権について「彼らが明日行うことが政権の終焉を意味することになる」と非難した。