ウィリアム皇太子、ヘンリー王子に言及 ダイアナ元妃とホームレスのシェルターを訪れたときのことを語る
長年、ホームレス問題を解決するために取り組んでいるウィリアム皇太子。その活動を追ったドキュメンタリー「Prince William: We Can End Homelessness」がまもなく放送される。この番組の中で皇太子がヘンリー王子について言及していることが、先週末に公開された予告映像で明らかになった。 【写真】子ども時代の写真を発掘!ヘンリー王子 & ウィリアム王子の仲良しフォトアルバム
番組の中で皇太子はホームレス支援組織「The Passage」のシェルターを初めて訪れたときのことを回想している。「母がThe Passegeに連れて行ってくれた。ヘンリーと私の両方を連れて訪れた。私はそのとき11歳だったと思う。そのような場所に行ったことがなかったから、どうなるのだろうと少し不安だった」。新聞「デイリーメール」によると皇太子が公のインタビューやスピーチで弟に触れたのは2018年以来だという。
皇太子はダイアナ元妃のこの行動がきっかけで、ホームレスという苦境に陥る人がいなくなるように活動をスタート。その後もシェルターを訪問してホームレスの人々と語りあったり、一緒に路上で過ごしたり(写真)して彼らの話に耳を傾けてきた。
元妃が亡くなるまで務めていたThe Passageのパトロンの地位も皇太子が引き継いでいる。2022年にはホームレスの人たちと一緒に『ビッグイシュー』を販売しているところを目撃され、ニュースを賑わせた。
ちなみにヘンリー王子もシェルターに行ったときのことを語っていたことがある。2017年のインタビューで「母は私と兄をホームレスの人たちに会わせたりと、私たちに普通の生活を見せる上で大きな役割を果たしてくれた。私は自分が現実から完全に切り離されていなくてよかったと思う。みんなウィリアムと私の平凡な生活に驚くだろう」。
この夏、ダイアナ元妃の姉の夫の追悼会に出席していた皇太子と王子。同じ会場にはいたものの、2人が言葉を交わす場面はなかったという。ある王室関係者は雑誌『ピープル』に皇太子と王子の今の関係は「非常に悪い」が「修復不可能ではない」と話している。一部のイギリスマスコミは今回のドキュメンタリーでのコメントは皇太子から王子への和解の申し出なのではないかと見ている。改めて2人の関係が注目を集めている。