「年収1000万円」は高給取りのイメージですが、実際に日本で稼いでいる人はどれくらいですか? 1000万円を稼ぐポイントも解説
高給取りと聞くと「年収1000万円」をイメージする人も多く、大企業の役員クラスや経営者などを思い浮かべるかもしれません。年収1000万円は、日本の給与所得者の平均年収の倍以上です。日本全体を見ても実際に年収1000万円を稼いでいる人は少なく、全労働者から見て希少な存在といえます。 本記事では、年収1000万円を稼いでいる人の割合に加えて、年収1000万円を稼ぐポイントなどについて解説するので参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
年収1000万円を稼いでいる人は給与所得者全体の5%と少ない
高給取りの基準としてイメージされる年収1000万円は、多くの人が憧れている年収ラインともいえるでしょう。しかし、給与所得者全体から見ると年収1000万円を超えている人はかなり少なく、全体の5%程度になります。 令和4年分の日本の給与所得者の平均年収は458万円なので、年収1000万円は平均の倍以上です。各年収の割合については、図表1のとおりです。 図表1
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査を基に作成 年収1000万円超はどの年を見ても5%前後で、20人中1人程度の割合です。このように割合から見ると1000万円以上を稼いでいる人は少なく、高給取りといっても差し支えないでしょう。1500万円以上や、2000万円以上になるとさらに割合が減っていきます。
年収1000万円を稼ぐポイントとは?
年収1000万円を稼ぎたいと考えているならポイントを押さえて、自分がどのような行動をすればいいか考えることが大切です。 例えば、現在働いている会社の役員クラスが年収1000万円を超えているなら、業務成績を向上させて出世を狙うのがおすすめといえます。一方で現在働いている会社の役員クラスでも年収が1000万円に届かないなら、転職や副業も視野に入れて考えなければなりません。 どの方法を選択するべきかはそれぞれが置かれている状況で異なるため、まずは自分の状況について把握することが大切です。また、転職や副業をするには時間の確保も求められるので、ライフスタイルを見直すことも必要になります。ただし、転職や副業が必ず成功するわけではなく、ある程度のリスクも覚悟をしなければならない点には注意しましょう。
まとめ
年収1000万円は高給取りの1つのラインとして考えられており、給与所得者全体の割合を見ても5%前後とハードルは高いといえます。大企業などに勤めているなら役員クラスになれば可能性もありますが、一般的な企業ではなかなか年収1000万円は超えられないでしょう。 どうしても年収1000万円を目指したいと考えているのであれば、転職や副業も視野に入れて考えてみてください。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告- 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部