久本雅美さん「結婚しないの?子どもは?」という周囲からのプレッシャーの乗り越え方|STORY
◆その人が輝いていれば周囲は何も言わなくなると思うんです 30代40代って親から「結婚は?」「子ども産まないの?」と言われたり、ちょうどタイムリミットについても考える時期ですよね。でも私の40代を振り返ると、その頃って体力も頭の回転も最高にいいときで、結婚や恋愛を考えるより仕事に没頭していたときでした。恋愛より仕事に時間を使いたかったから、彼氏が一番ってなることもなかったんです。「結婚しないの?」という周りのプレッシャーを全部無視して、やりたいことをして、乗り越えて黙らせて独身を貫いてきたんですよね(笑)。 やりたいことをやって、その人が本当に人生に負けずに輝いていたら親も何も言わなくなると思うんですけど、それも正直なかなか難しいよね。人ってなにか形を求めたがるものなんだろうね。 結婚して幸せな家庭を持つ道もいいし、バリバリ自分のやりたいことをやる道もいい。その人が納得して充実していたらいいと思うんです。自分が選んだ道で、自分らしく輝いていくのがいちばんいいですよね。納得しない人生を歩むほど辛いものはないからね。 結婚にはこだわっていませんがパートナーはほしいです ドラマや舞台でハグをしてるシーンを見て「あれ?ハグって何年してないんだっけ?」って振り返っちゃって(笑)。そのシーンが「お父さんありがとう、お疲れさま」って言われながら人生の最後を終えるシーンだったんですよ。ふと自分に照らし合わせてしまって「私の最後って誰にそういうことをいわれるんだろう」って考えて「一緒に歩んでくれてありがとう」って言ってくれる人いないなって気づいちゃってね(笑)。そう思うと、結婚にこだわるというよりパートナーはほしいなって思ったよね。 実は母の遺言で「結婚に執着しないでいい。でもパートナーはいたほうがいいよ。心がギスギスしないようにね」って言葉があるんです。パートナーと一緒にいることで心が潤ったり、和んだり、そんな感情がある人生も大切だなって、ふと考えたりします。でも3ヶ月後には全く違うことを言っているかもしれないけど、今はちょうどそういうことを思っています。