歴30年ガーデナーがオススメする「ほぼ勝手に育つ多年草」 強健で植えっぱなしでもグングン育つ多年草のオススメ品種7選
一度植えればほとんど手間いらずで育つ多年草。花ガラ摘みをしたり肥料を与えたりしなくても、年を重ねるごとにグングンと大株に生長します。 【写真8枚】鮮やかピンクのフロックス・パニキュラータ。他にも紹介します「手間いらず&オシャレが両方叶う!今年のお庭に迎えたい花たち」 今回はガーデニング歴30年の経験をもとに、植えればほぼ勝手に育つ多年草の中からおすすめ品種を参考価格とともに紹介します。 記事の前半では多年草を植えるときに気をつけたいポイントを、後半ではぜひお庭に迎えていただきたい「ほぼ勝手に育つ多年草」を参考価格とともにじっくり見ていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
多年草の植え付け時に気をつけたい3つのポイント
●風通しがよく西日が当たらない場所に植える 多年草はもともと野山に自生していた野草に近いので、冷涼な環境を好みます。日なたを好みますが夏の強い日差しが苦手なので、夏の西日が避けられる場所に植えましょう。 梅雨時期の湿気で株が蒸れやすくなるので、株間を空けて風がよく通るようにしてあげるのも大切です。 ●水はけがよく保水性のある土壌にする 植え替えをしない限り長い年月その場で生き続けるので、土の状態が生育に大きく影響します。排水性がありさらに保水性もある土壌に植えるのがおすすめ。 腐葉土など発酵した有機質を混ぜておくと土の中に微生物が増え、「団粒(土のかたまり)」を作ります。この団粒が多いほどすき間を余分な水が通って排水され、必要な水分量だけ保つのです。 ●肥料を入れずに植える 多年草は強健な性質のものが多く、肥料が足りなくて枯れてしまうという心配はありません。かえって肥料を与え過ぎたことで根が傷んだり、生育スピードが早まって寿命を縮めてしまったり。 良質の土壌であれば植えるときの元肥も後ほどの追肥も不要。あまり大きく育たない場合は肥料不足ではなく、環境が合わないことが原因と考えて対処するほうが得策です。 多年草の植え付け時のポイントをつかんだところで、次ではおすすめの「ほぼ勝手に育つ多年草」をご紹介していきます。お庭の「手間いらず&オシャレ」を両方叶えたい人は必見です!