『ヒストリエ(12)』岩明均［著］（講談社）

　7月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『アオアシ 36』が獲得した。 　第2位は『月が導く異世界道中14』。第3位は『ミステリと言う勿れ 14』となった。 　4位以下で注目は4位に初登場の『ヒストリエ（12）』。「寄生獣」で知られる岩明均さんによる歴史大作。紀元前を舞台に後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの生涯を描いた物語だ。2019年7月に11巻が発売され、最新12巻は5年ぶりの刊行となる。この間も連載は隔月で続けられていたが、12巻の発売と同時に残念なお知らせが掲載誌「アフタヌーン」で行われた。「アフタヌーン」2024年8月号で岩明さんは、年齢による体力の衰えや利き腕の麻痺などを告白。そのうえで「完成原稿の描き貯め」と「進行を少しでも速くするための模索」を理由に長期休載を決めたと述べている。連載再開に関しては「いずれは再開することになろうかと思う」としている。その告知を受け、SNSには《大丈夫です健康第一です》《いつまでも待ちます》《命を削ってこの作品を生み出していると思うと本当に感謝》など岩明さんをねぎらう読者の声が多数投稿されている。

『アオアシ 36』小林有吾［著］（小学館）

1位『アオアシ 36』小林有吾[著]（小学館） バルサ戦前半、エンドレスヒートアップ!!　バルサのお家芸であるポゼッションサッカーに対応できず、劣勢に陥るエスペリオン。そんなチームを救ったのは…エース・栗林！　卓越したテクニックで流れを一気に引き戻す!!　エスペリオンに流れが傾く中、かねてから福田監督が仕込んでいた「秘策」が発動して!?試合が“大きく動く”第36集!!　（小学館ウェブサイトより）

『月が導く異世界道中14』あずみ圭［原作］木野コトラ［漫画］マツモトミツアキ［キャラクター原案］（アルファポリス）

2位『月が導く異世界道中14』あずみ圭[原作]木野コトラ[漫画]マツモトミツアキ[キャラクター原案]（アルファポリス） TVアニメ第3期制作決定！　 ロッツガルド、ツィーゲ、亜空で同時多発大騒動　主人公・深澄真（みすみ・まこと）が講師を務めるロッツガルド中央学園は、もうすぐ夏休み！　 胸躍らせて休暇の予定を立てていた真は、生徒たちの熱意に押し切られ、否応なく夏期講習を行うことに。一方、レシピのない異世界でカレー作りに苦心していたキーマに光明が――!?（アルファポリスウェブサイトより）