松本純平

桐生順平の大会連覇で幕を閉じた開設６８周年記念『ＧⅠ戸田プリムローズ』。地元ＧＩ初出場となった松本純平は、初日４Ｒでいきなり転覆のアクシデント。しかし、２戦目以降は１勝、２着３本、３着１本と諦めない走りで舟券に貢献した。 「初戦は気合が入り過ぎて失敗して…。無理しちゃった。そこからはいつも通りに切り替えて。今後の課題がたくさん見つかった。まずはスタート力が全然違ったし、１周１マークの攻め方も全然足りない」 昨年９月のヤングダービー（下関）、今年２月の関東地区選手権（平和島）に次ぐ３度目のＧＩ参戦。「エンジンはしっかり出せた」と仕上げには合格点を与えたが、トップ選手との実力差を痛感した様子だ。 今年からトップルーキーに選出された。５月のオールスター（多摩川）では、同じトップルーキーの定松勇樹がＳＧ初制覇を達成。「すごいなあって思いますよ。差が大きい。アイツに負けないようにって思えるような実力をつけたい」と正直な感想を口にした。 「もっとＧＩに呼んでもらうにはまず優勝をしないと…。優勝をするために何ができるか。やっていることのレベルをやっぱり上げていかないと」 ファイナル進出は１５回を数えるが、いまだに優勝はない。現在はフライング休み中で、７月から戦線に復帰する。今回のＧＩでの経験も糧にして、ボートレース界の〝マツジュン〟が念願の初優勝へ突き進む。（渡辺寿輔） ＝次回は２８日に掲載 ■松本純平（まつもと・じゅんぺい）　１９９５（平成７）年３月２４日生まれ、２９歳。兵庫県出身、埼玉支部。２０１８年９月に１２３期生として選手登録。次走は７月１３日開幕のからつ一般戦に出場予定。１６６センチ、５５キロ。血液型Ａ。