酒田市の旧「マリーン5清水屋」跡地の再生プランを提案へ 地元協議会・山形
山形放送
3年前に破産した酒田市中心部の商業施設「マリーン5 清水屋」の土地と建物の売買交渉が進展していない問題で、新たに、地元の経済関係者などでつくる中心市街地の再開発を目指す組織が近く再生プランを示し、開発を検討する方針であることがわかりました。 これは25日、非公開で開かれた「マリーン5 清水屋」の債権者集会で破産管財人側が明らかにしたものです。3年前に破産した清水屋の跡地を巡っては、売買交渉に進展がない状態が続き、破産管財人側は今後、固定資産税などの負債を増やさないため、不動産を放棄する方針を示しています。破産管財人によりますと10月、地元の経済関係者などでつくる中心市街地の再開発を目指す協議会が、公的資金を活用するなどして清水屋跡地の再開発を目指す新たな再生プランを提案したいとの意向を示したということです。 破産管財人の弁護士「『都市の再開発に関するエキスパートを呼んでその人の協力を得たい。その上で近々何らかの進展のあるプランを提示したいので不動産放棄はそれを見てから決めてくれないか』と話があった」 新たな再生プランは12月中旬までに示される予定だということです。旧マリーン5清水屋の負債を受け継ぐ破産財団は、今後、再生プランの提案を受け次第、実現性などを裁判所と協議し、不動産の権利を手放すか1年程度先延ばしにするか判断するということです。 次回の債権者集会は、来年3月3日に開かれる予定です。