田中美久、“全てをさらけ出す”写真集で大胆露出に挑戦「アイドルの時とイメージを変えたかった」
元HKT48のメンバーで、現在は俳優、グラビアなど幅広く活躍する田中美久が2冊目の写真集「気ままに。」(集英社)を23歳の誕生日当日となる9月12日(木)に発売。発売を直前に控えた田中にインタビューを実施し、同写真集への思いや撮影について、最近の活動について聞いた。 【写真】「みんなの妹」から大人の女性へ…しっとり表情も見せる田中美久など全24枚 田中にとって3年ぶりとなる写真集は、「未知なる世界への挑戦」をテーマにオーストラリア・バイロンベイとゴールドコーストで撮影を敢行。広大な大地と海を舞台に、田中らしい弾ける笑顔と澄ました表情の振り幅、磨き抜かれた令和最高峰の美ボディーが際立つ1冊となっている。 ■写真集はみんなに長年愛される作品になるんだと実感 ――多くの雑誌の表紙を飾るなどグラビアで大活躍ですが、前回の写真集から3年もたっていたんですね。 3年も空いたんだねと言われるほど、ファースト写真集をずっと話題にしてくださっていて、最近知った方でもファースト写真集を買ってくださっている感じだったので、写真集というのはみんなに長年愛される作品になるんだというのを実感しましたし、そうなってほしかったので(ファースト写真集の反響は)うれしかったですね。意外とみんなの記憶の中に残るものなんだなと思いました。 なので、セカンド写真集も何年後も何十年後でもみんなが愛してくれる作品になったらいいなと思います。今回は自分の満足のいく仕上がりで、自分がこうしたいというよりも、はるかに期待を超えてくれたセカンド写真集になったので、皆さんの手元に届くのがすごく楽しみですし、セカンド写真集を出す意味があったなと感じました。 ――ロケ地をオーストラリアに選んだのは? 私の中では、自然豊かな所、伸び伸びできる所がいいなと思っていたので、スタッフの皆さんと話し合って決めたんですけど、オーストラリアがより大好きになりました。 初めてオーストラリアに行かせていただいたんですが、周りの人たちがすごくフレンドリーなんです。外で撮影している時にギターを弾いていたら集まってきて、子供たちが「これ何?」と言ってくれたりとか、私が鳥と遊んでいたらそれを見た女の子たちが笑っていたりとか、フレンドリーな場所だなというのをすごく感じました。だからこそ、伸び伸びと撮影することができました。 ■田中美久の全てをさらけ出す ――そんな撮影で完成した写真集について教えてください。 HKT48を卒業して初めて出す写真集なので、田中美久の全てをさらけ出すという感じで、たくさん皮を剥いて、私らしくというのがやっぱり一番だなと思ったので、いろんなことに挑戦させていただきました。アイドルの時とはガラッと全部、イメージも全て変えたいなというのと、「みんなの妹から僕らの女神へ」と書いてくださったので、その変化が分かったりしたらいいなって思っています。タイトル通り「気ままに。」これからもって感じなので、タイトルもすごく気に入っています。 ――タイトルを決めたのは田中さんですか? 編集者さんがいくつか候補をくださったんですが、みんなで一致したのが「気ままに。」でした。私は「気ままに。」以外は考えられないくらい大好きになりました。ぴったりだなと思います。 ――HKT48卒業直前にインタビューさせていただいた時、「卒業することで自分がやりたいことがやりやすくなる環境になると思う」とお話されていましたが、この写真集もそのうちの一つですね。 そうですね。新しい事務所になってからもそうだし、やっぱりグループではなく個人で活動しているので、自分の意見をしっかり聞いていただけるし、自分のやりたいようにできた写真集は今回が初めてなので、そういう意味では自分がやりたいカットを全部出せたのは、ある意味“ファースト”と同じかなという感じがします。自分の中では特別な1冊になりました。 ■「楽しみながら全部をさらけ出す」ところが田中美久らしい ――特に印象に残っているカットはありますか? 印象に残っているのは、初めて手ブラに挑戦させていただいたんです。それもやりたかったことですし、表紙もこういう感じで撮りたいという考えがありました。自分の中では「楽しみながら全部をさらけ出す」というところが田中美久らしいと思ったので、すごく楽しくてうれしかったです。そこを皆さんがドキッとしてくれたり、「おぉ!」と思ってくれたらうれしいなとも思います。 海外で撮影したからこそ、こうやって(大胆に)できたのかなって。よりやりやすい感じでした。楽しくて気分も上がって、楽しみながらとワクワクと。これからの田中美久を見せられるんだというワクワクもあって、いいきっかけだなと思いました。 ――表紙はかわいらしさもありつつ、横からチラっと見えるバストにドキッとさせられるカットになっていますね。 水着の表紙より、逆にワンピースでちょっと横乳が見えるっていうのが(笑)、なんて言うんだろうな…。でも、ちゃんときれいに撮っているのがふしだらな感じでもなく、今の田中美久らしいなと感じますね。 ■1st写真集でできなかったことで「衝撃を与えたい」 ――手ブラをやりたかったという理由は? グラビアをたくさんやらせていただいている中で、写真集の衣装をみんなで相談して決めるとなったら、それこそもう「手に取ってくださる方に、すごい衝撃を与えたいな」という気持ちが大きかったんです。これはファースト写真集ではかなわなかったことなので、セカンドでぜひやりたいなと思ってやらせていただきました。 ――確かにアイドルグループ所属ではできないこともありますね。 そうなんです。いろいろとあったので、これからは田中美久個人をちゃんと愛してもらえるようにという思いもあって、挑戦したかったんですね、ずっと。ファンの方、見てくださる方に驚きを与えたかったんです。 ――この大胆カットはファンの方も驚くでしょうね。 横乳は、買ってくださった方だけが見られるようにしたかったので、(発売前は)どこにも写真を出してないんです。私、思うんですけど、写真ってネットで出るよりも紙面で見た方がすごくリアルなんですよね。だから、そういうのは出さずに、写真集を買ってくださった方だけにリアルな手ブラを見ていただきたい、リアルな大胆なカットを見てほしいなと思います。 ■みんなの妹から大人の女性に…指原莉乃「田中みな実さんに似てきた」 ――他に先行カットなど公開されていますが、反響はいかがですか? 指原(莉乃)さんに表紙を見せた時、「田中みな実さんに似てきた」と言っていただいて。うれしいって思いました。女性のファンが多いじゃないですか、みな実さん。だから、自分もそういう感じで、大人になっていくにつれて女性のファンもどんどん増えていったらいいなと思うし、それこそ「大人になったね」と言っていただけたので、大人になっていくとこんな感じになるのかなというのが分かる写真集になっている感じがしました。 ――ファンの声は届いていますか? 表紙を見て「やったね」って、「すっごく思い切ったね」と言われて。自分の中でそう言っていただけるはすごくうれしかったですし、あとは「大人になったね」とたくさん言っていただけるので、それも「セカンド写真集では大人になった姿を見せられたら」と思っていたことだったので良かったです。3年前は「1/2少女」というタイトルで、大人と子供のはざまという感じだったんですけど、今回はもうちゃんとした大人の田中美久として見ていただきたいです。 でも、その中でもあどけない表情とか使っていただいていると思うので、本当に私らしい写真集、今の私だなというのを感じます。 ――小学生でデビューした田中さんがグラビアシーンで活躍されていることに、戸惑っているファンもいると思います。「大人に見てほしい」という気持ちはありますか? いや、それはもうなくて、今の私を撮って、それをどう判断するか皆さん自身だと思うので。見る人の解釈によって、いろいろ思っていただきたいなと思います。 ■体重を3、4キロ落として撮影へ「オーストラリアのご飯を絶対に食べたい」 ――写真集の撮影に向けて準備したことはありますか? 体重を3、4キロぐらい落としました。それは理由があって、絶対に、何がなんでも、オーストラリアのご飯を食べたかったし、絶対に食べたい、絶対に。海外に行くことはなかなかないことだと思うので、オーストラリアのご飯を食べる機会なんて二度とないかもしれないから、“3、4キロ増える”前提で3、4キロ落として臨んで。あとは普通にピラティスに行ったり、肌に気を付けたりしました。 あとは、現地に着いてからは日焼け止めをたくさん塗りました。やっぱり紫外線が強かったので。でも、その紫外線が強いからこそ肌が光ってくれる感じのカットとかもあって。うん、超良いですね。もう早く皆さんに見ていただきたいです。 ――今回の写真集を見て、改めてご自身について気付いたことはありますか? 私、こんなに大人になったんだって。こんな大人っぽい表情もできるし、こんな大人っぽい衣装も着られるようになったんだというのが、やっぱりびっくりしました。こんなにおしゃれに撮っていただけるんだと思って。写真集を撮ってくださったカメラマンさんが、ファッション雑誌とかもよくやってらっしゃるので、おしゃれに、セクシーに撮っていただけるということが、自分もそれができる人なんだというのをちょっと実感できてうれしかったです。 ――田中さんの思う“大人の女性”とは? 心の余裕はもちろんなんですけど、顔のどこかに余裕があるみたいな。大人の女性って、いろいろ経験してきて、余裕があるような顔をしているように見えるんです。だから、自分もその醸し出す色気とともに、すごく熟したワインになれたらいいなって(笑)。品のある、色気が出る女性になれたらなと思っています。 ――SNSではグラビア撮影中のオフショットなど多数投稿していますが、投稿するとすぐにネットニュースになっています。そういう今置かれている状況をどう感じていますか? ニュースにしてくださっていることが、もうありがたいなと思って。最近思うのが、ニュースにしてくださるから気になってくれる方がいるので、そこは記事にしてくださる方にまず感謝をしています。それを見て皆さんが興味を湧いてくれるというところが大きいのでありがたいです。本当に皆さんに感謝しています。 (インタビュー後編に続く)