貨物駅でテロ対策訓練 警視庁とＪＲ貨物が連携、爆発物処理班や警備犬が出動
貨物駅への不審者の侵入を想定し、警視庁南千住署はＪＲ貨物と連携し、隅田川駅（荒川区）でテロ対処合同訓練を実施した。南千住署員や同駅員など計４５人が参加し、実際の不審物処理の手順や各機関の役割分担などを確認した。 訓練は、隅田川駅敷地内で不審者が爆発物を置いたという想定で実施。不審者を発見した駅員が１１０番通報し、駆け付けた南千住署員が不審者を取り押さえた。その後、警備犬が不審物を発見し、特科車両隊の爆発物処理班がＸ線を使って不審物を検査し、撤去するなどした。 訓練を終え、南千住署の藤原恵署長は「隅田川駅は貨物鉄道の要となる重要な拠点。実践的な訓練をできたことは非常に有意義だった」と述べた。
