一度は見たい秋の絶景!「紅葉の高尾山」 ベストは「早朝ハイキング」! 混雑ピーク攻略実践「現地レポ」
■整備された縦走路を歩いて、小仏城山へ
小仏城山は標高670mと高尾山よりやや高く、コースタイムは高尾山山頂から1時間ほど。一度下り、再び登る道ではあるが、危険箇所はなく階段も整備されているため歩きやすい。この日は高尾山から小仏城山まで向かう人も多かった。 小仏城山へと向かう途中にあるもみじ台の木々も色づきはじめ、美しいグラデーションを作り出していた。もみじ台からさらに30分ほど歩くと一丁平に到着する。少し開けた場所の一丁平は、春には千本桜が見事に咲き誇ることで有名だ。東屋やトイレもあり、休憩スポットとしても最適である。 そこから20分ほどで小仏城山の山頂に到着。展望台からは高尾山や市街地が一望できる。山頂には茶屋が2軒あり、どちらの茶屋も既に8割ほど席は埋まっていた。多くの登山者が賑わう中、城山茶屋で早めの昼食をとることにした。 帰り道は来た道を戻り、12時半頃に再び高尾山山頂に到着。予想はしていたものの、登山道は午前中とは比べものにならないくらい混み合っており、その人の多さに驚いた。山頂近くの登山道が狭いところは、人の流れが特にゆるやかになっており、歩きにくかった。 はぐれないように子どもと手を繋ぎつつ、山頂を後にした。ケーブルカー乗り場も少し行列ができていたが、15分ほどで乗車でき、13時半頃には下山した。ケーブルカー清滝駅の周辺もこれから乗る人々で賑わい、活気に満ちていた。 ■紅葉の時期は、早出がおすすめ 高尾登山電鉄によると、紅葉のピークと祝日が重なる11月の勤労感謝の日周辺が特に混雑しやすいとのこと。高尾山の紅葉は例年12月1週目頃まで楽しめるため、11月下旬のピークをずらして登るのもおすすめのようだ。 ケーブルカーやリフトは上りは10時から12時まで、下りは14時以降が混み合う時間帯で、特に下りは待ち時間が長くなることが多いが、午前中であればほとんど待つことなく利用できるそうだ。ピークの時間帯を避けて乗車するのがよいだろう。 高尾山で紅葉を快適に楽しむには、朝早く行動するのがポイント。人が少ない時間帯に登れば、ゆったりと紅葉の美しさを楽しむことができるだろう。 【高尾山から小仏城山】所要時間 ケーブルカー清滝駅(7:45)→ケーブルカー高尾山駅(7:50)→薬王院(8:15)→高尾山山頂(8:50)→一丁平(10:05)→小仏城山山頂(10:40)→高尾山山頂(12:15)→ケーブルカー高尾山駅(13:00)→ケーブルカー清滝駅(13:30) 歩行距離: 約12.5km 累積標高差: 登り 845m、下り 832m 合計所要時間: 5時間45分 ●施設名 城山茶屋住所 〒193-0841 東京都八王子市裏高尾町東京都八王子市裏高尾町1885-2 電話 042-665‐4933 営業時間 9:00~15:30 定休日 悪天候日、祝日除く月~金 ※営業時間・定休日は変更となる場合あり 神奈川県在住、登山・キャンプ歴12年以上。 以前は社会人登山サークルに所属してがっつり登っていましたが、今は日帰りやテント泊など、のんびり楽しむ派。 一眼レフを片手にあちこち出かけています。
深瀬 あみ