伊藤沙莉、『虎に翼』撮影を終えて 「寅子でいられて、本当に幸せでした」
NHK連続テレビ小説『虎に翼』が9月27日(9月28日は1週間の振り返り)に最終回を迎える。放送を前に、主人公・寅子を演じた伊藤沙莉のインタビューコメントが公開された。 【写真】明日の第126話先行カット 2024年度前期、NHK東京が製作を務める本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。NHKよるドラ『恋せぬふたり』で向田邦子賞を受賞、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)などを手がけてきた吉田恵里香が脚本を担当した。 伊藤は演じた寅子について、「寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人」と語り、「私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね」と振り返った。 最終週を楽しみにしている視聴者に向けては、「登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら『この考え方もおもしろい』『これは初めての感覚だな』なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」とメッセージを送った。 ■伊藤沙莉(佐田(猪爪)寅子役)コメント ●これまで寅子を演じて 演じるにあたっても、セリフに書かれている以外の部分で「この人、本心ではどう思っていたんだろう?」と考える時間がとても多かったですね。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました。 寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人。私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね。 ●クランクアップから数日経って今の気持ち とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったと改めて思いますし、撮影していたころに戻りたいです(笑)。昨日もよねさんと、そんな話をしていたんですよ! ●視聴者へメッセージ 『虎に翼』は、「いろんな人がいていいんだ」という証しになったのかなと思います。そして放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者のみなさんとともに歩んできたドラマでした。 私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら「この考え方もおもしろい」、「これは初めての感覚だな」なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです。
リアルサウンド編集部