今年初「熱中症警戒アラート」3日の熊本県内は熱中症に警戒を
熊本朝日放送
6月29日以降、断続的に降り続いた雨から一転、熊本県内は2日午後から晴れ間が広がりました。 石井千春アナウンサー 「午後1時過ぎの熊本市です。手元の温度計では35.9度を観測しています。湿度は約60%とやや高く、7月に入ってから蒸し暑さが増したように感じます」 最高気温は、水俣市で34.1度、甲佐町とあさぎり町で33.6度を観測しました。 こうした中、環境省と気象庁は、熊本県内に今年初めてとなる「熱中症警戒アラート」を発表。3日は熱中症になる危険性が極めて高いとして、こまめな水分補給やエアコンの適切な使用など対策を呼びかけています。 「熱中症警戒アラート」は、気温や湿度などから算出される暑さ指数が一定の値に達した場合に発表されるものですが、発表には一定のルールがあります。 増田叡史予報士 「発表は前日の午後5時、もしくは当日の朝5時です。その時間帯に条件を満たしていなければ、熱中症警戒アラートは発表されません」 熱中症警戒アラートが発表される基準は、暑さ指数「33」。2日、熊本県内では天草市や水俣市などで暑さ指数の予測値が一時「33」となりましたが、午前5時時点の予測では「33」に達していませんでした。 つまり、2日に関しては「熱中症警戒アラート」は発表されなかったものの、結果として熱中症になる危険性が極めて高い状況になっていたということになります。 増田叡史予報士 「これからの時期は、気温や湿度が高くなっていきます。熱中症警戒アラートに発表されていなくても、熱中症になリスクが高まりますので、より一層警戒していただきたいです」