綾瀬はるか、撮影を振り返り「トンボとハルが本当にいた」
俳優の綾瀬はるか(39)、大沢一菜(13)が9日、都内で行われた映画『ルート29』の公開記念舞台あいさつに登壇。昨年夏の撮影時を振り返った。 【写真】綾瀬はるかからの”サプライズ”に驚いた大沢一菜 本作は、昨年の夏、実際に兵庫から鳥取の国道29号線に沿って移動しながら撮影された。イベントでは、撮影時の特別メイキング映像「二人の夏休み」が放映され、自然の中で微笑ましく触れ合うふたりの様子が公開された。 綾瀬は「最初に見たときにちょっと涙が出ました。歳の差を感じさせない、トンボ(綾瀬)とハル(大沢)が本当にいたような感覚で、不思議な関係だなと思います」としみじみ撮影を振り返った。大沢は「最初に映像を見たときに感動して、それから1日に5回くらい見ています」と話し、笑わせた。 本作は、『こちらあみ子』で「第27回新藤兼人賞」金賞をはじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督が、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1ヶ月間旅をして書き上げた脚本を映画化。他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間をつづったロードムービーとなる。 イベントには、市川実日子、森井勇佑監督も参加した。