震災後の観光の起爆剤に 福島県「リアル宝探し」で20万人超集客
宝箱を置けば「来てほしいところに人が来る」DCにも活用
今回の福島県の「リアル宝探し」は2015年4月から6月に行われていた県を挙げた観光集客キャンペーンである「福島ディスティネーションキャンペーン(DC)」の3大メイン周遊企画の一つに選ばれ、福島県は県を挙げてこの「リアル宝探し」を推している。他の2つの周遊企画は「クーポンラリー」と「スタンプラリー」。この「リアル宝探し」の魅力を県職員の平山さんは、「行ってもらいたいところに、人を誘導できるところ」と語る。従来の周遊ラリーだと、どうしてもその土地の滞在時間が短くなりがちだ。一方、「リアル宝探し」は、目的の場所に宝箱を隠しておくだけで人が集まってくる。参加者は、目的の宝を探しながら、地域をグルグル回るためだ。「地域の人も、人出が増えているのを感じると話している」とその効果を語る。 リアル宝探しイベントin福島「コードF-5」は、今年は9月27日まで県内30エリアで開かれている。問い合わせは、県観光交流課(024-521-7398)まで。 (中野宏一/THE EAST TIMES)