12ゴール決めた昨季の得点力は影を潜めたが…… レアルの堅守は「バルベルデ無しには実現しない」
今季はセントラルMFとして守備にも奮闘
18日に行われたスペイン国王杯・ベスト16ではアトレティコ・マドリードに延長戦含め4失点してしまったが、今季のレアル・マドリードは守備が安定している。 センターバックに怪我人を出しながらも、レアルはここまでリーグ戦での失点数を11点に抑えている。これは現時点でラ・リーガ最少だ。 スペイン『as』が称えるのは、中盤に入るフェデリコ・バルベルデだ。 バルベルデは指揮官カルロ・アンチェロッティの下で様々な役割を任されており、右ウイングに入ることもあった。そのおかげで得点力も向上し、昨季は全コンペティション合わせて12ゴール7アシストの数字を残している。 それが今季はここまで29試合に出場して1ゴール2アシストに留まる。数字は物足りなく見えるが、今季はセントラルMFとして守備面での貢献が目立つ。同メディアもそこを評価しており、今の失点数はバルベルデのおかげと称賛する。 「昨季のこの時点で、バルベルデは8ゴールを決めていた。それが今季の彼は1ゴールしか決めていないため、パフォーマンスレベルが低下したのではと見る人もいるかもしれない。しかし、真実はそうではない。チームの勝利を追求すべく犠牲を払っていて、リーグ戦19試合でわずか11失点という現在の守備の好調さは、バルベルデ無しには実現しない」 元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードを思わせるほどの強烈ミドルシュートも武器だが、得点力だけがバルベルデの魅力ではない。今季は総合力でチームに貢献しており、チームに欠かせぬ選手だ。
構成/ザ・ワールド編集部