“廃炉の最難関” 何がそんなに難しいの? 東京電力・福島第一原発 燃料デブリの取り出し 未知の敵と高線量が作業を難しく
今後の作業予定は?
10月30日には燃料デブリを吊り上げて、格納容器の「一歩手前」まで持って行った。その後、格納容器の外に出したうえで放射線量を測定し、そのあとの作業に支障がない「1時間あたり24ミリシーベルト以内」であることが確認できれば運搬用のボックスにデブリを入れて敷地外に出す計画で、茨城県にある研究施設で分析が行われる見通しだ。
分析で何が分かるの?
燃料デブリに含まれている物質や、どのような構造で固まっているか詳しく見ることで「事故が起きたときの状況」「デブリの特性(固さや切断の可否など)」を明らかにする。今後、デブリをどう取り出していくか、といった廃炉計画に反映させていく方針で、国と東京電力は2051年までの廃炉の完遂を目指している。 (福島テレビ)
福島テレビ