FCポルトでは182戦91ゴールと大爆発だったが…… インテルに渡ったイランの点取り屋はPKの1ゴールだけと数字上がらず
チャンスメイクの部分は評価されているが……
今夏にフリーでインテルに加わったイラン代表FWメフディ・タレミは、昨季まで所属していたポルトガルの名門FCポルトで大きく評価を伸ばしたストライカーだ。ポルトでの成績は182戦91ゴール56アシストと圧巻で、現アジアでもトップクラスのストライカーだ。 しかし、インテルでは自慢の得点力が発揮されていない。10月に行われたチャンピオンズリーグのレッドスター戦で1ゴールを決めているが、これはPKによるものだ。これ以外の得点はなく、ここまで807分間プレイして流れの中からのゴールは1つもない。 もっともインテルではラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムが2トップのファーストチョイスであり、タレミはそのバックアッパーだ。出場時間が限られるため、それも得点を奪いにくい理由の1つではあるかもしれない。ただ、伊『Gazzetta dello Sport』もポルト時代の数字を考えると物足りなさがあると指摘する。 タレミは同じくバックアッパーFWであるマルコ・アルナウトビッチと2トップを組み、19日に行われたコッパ・イタリアのウディネーゼ戦に先発。そこでは見事なパスでアルナウトビッチのゴールをアシストしていて、ここまで4アシストとチャンスメイクの数字は悪くない。 同メディアも「テクニック、戦術的IQ、FWの相棒や中盤の選手と連携を取るのも上手い。相手陣内での平均タッチ数も63回あり、出場時間から考えれば印象的だ」とチャンスメイクの部分は評価している。 しかし、やはりFWとしてゴールが欲しいのも事実。後半戦はそれが求められてくるはずで、ラウタロ、テュラムの負担を軽減するバックアッパーFWとしてゴールが必要だ。
構成/ザ・ワールド編集部