「惣菜パン」に「魔法」をかける! 「プチ調理」で激変した「コンビニ山ごはん」3品
日本一長い山の名前と言われる「牛奥ノ雁ケ腹摺山(うしおくの がんがはら すりやま)」に登ってきました。終日快晴のなか上日川峠(かみひかわとうげ)を7時にスタート。山小屋「福ちゃん荘」から大菩薩峠、熊沢山、石丸峠、小金沢山を経て、牛奥ノ雁ケ腹摺山の山頂には11時着。その後は富士山の絶景を楽しみながの山ごはんを堪能しました。 【画像】確かに美味しそうな「現地ちょいアレンジ」惣菜パン他をチェックする といっても、ダイソーの1枚焼き用ホットサンドメーカーと山用フランパンを使い、セブンイレブンの惣菜パンを温め、ちょっと焦がしただけの「かんたん&時短・カフェ飯風の山ごはん」。富士山の景観は最高の調味料ですね。その山頂で、富士山を望みながら山ごはんをいただきました。
いつもの「山ごはん用ギア」で味が激変
まずは粗挽き食感が楽しめるセブンイレブンのホットドックです。ホットサンドメーカーにバターをたっぷり塗って温め、ホットドックをギュウギュウと挟み込みます。シングルバーナーでしっかり両面を焼き上げていただきました。 続いてはコク旨グラタンコロッケバーガー。電子レンジならば500Wで約20秒温めて美味しくいただけるバーガーですが、山ではそういうワケにもいきません。 そこでバンズとコロッケをバラして山用フライパンで温め、コロッケの上にとろけるチーズをのせて、チーズバーガー風にアレンジてして富士山の絶景とともにカブりつきました。ハンバーガーはレタスやトマトなど入れてアレンジすることで、美味しさのバリエーションが広がるのがいいですね。 3品目はセブンイレブンで話題のスイートブレッドハム&チーズをダイソーのホットサンドメーカーで挟んで焼き、超絶至極の山ごはんホットサンドに。挟んで焼くだけですが、コレが富士山の美形な冬景色といっしょに食べると、涎が大量噴出するの旨さに大変身。
副食・副菜のレシピと「山のぼり」ならではの調味料とは
紹介したごはんといっしょにいただきたいのが、スイートコーンとマカロニのコーンポタージュスープとコーンとトマトのミックスサラダとコーヒーです。スイートコーンとコーンポタージュはダイソーで購入。バターとマカロニのモンスーロNO.133ペンネリガーテはカルディで購入しました。 牛奥ノ雁ケ腹摺山へ登る前日にコーンとマカロニは下準備。スイートコーンはカットして荒めのツブツブ状態にして、マカロニは下茹でして山に持っていきました。牛奥ノ雁ケ腹摺山の山頂で、コーンとマカロニをバターソテー、コーンポタージュの素を投入してお湯を入れて温めれば完成です。カットしたトマトも彩りに入れるといいですね。 サラダはセブンイレブンの「洗わずそのまま食べられる5種の緑黄色野菜入り10品目のミックスサラダ」に、カットしたトマトとダイソーのホットサンドメーカーで焼いたコーンを添えました。自宅でオリーブオイル、めんつゆ、レモン果汁を1:1:1で混ぜたドレッシングを作って小さなボトルに入れ、現地で仕上げにふりかけました。 ホットドックとハンバーガーとホットサンドには、豆から挽いたコーヒーを。お家でダイソーのコーヒーミルで豆を挽き、コーヒーフィルターに入れたモノを山に持ち込み、ドリッパーにお湯を注いでコーヒーを抽出します。秀麗富嶽十二景二番山頂でいただいた至極の山ごはんカフェ飯風。どうぞお試しください。 「山ごはん最高の調味料は、快晴絶景の眺めである」。著名なクライマーがいった名言ではないけれど、天気のいい眺望満点のもとで食べる山ごはんは本当に美味。とりわけ雪化粧した富士山を眺めながらのそれは、たとえホットサンドメーカーで惣菜パンを温め直しただけの超手抜き「カフェめし風山ごはん」だとしても、格別な美味しさになるものです。
多田壮一