月が出た出た 炭坑節まつり「コールマイン・フェス」でCF実施/福岡県田川市
地域の誇りを発信
日中はステージイベントを中心に、保存会による”正当派”の踊りのほか、パフォーマンスグループ「田川創作炭坑節宗家 月咲SEED(サクシード)」がロックや沖縄民謡などのリズムを取り入れてアレンジした”創作炭坑節”などが披露される予定です。 屋台も軒を連ね、初日の夜は、地元の子どもたちが絵を描いたキャンドル約2万2000個を公園内の広場に並べ、明かりをともします。近くにそびえる二本煙突と、地上と坑道を結ぶエレベーターを昇降させた竪坑櫓(たてこうやぐら)もライトアップされ、夜の石炭記念公園に炭鉱遺産の姿が浮かび上がります。 最終日のクライマックスは、「炭坑節発祥の地」の宣言に続いて始まる総踊りです。総踊りは1時間ほどあり、最初の30分は生の歌と演奏で会場を沸かせます。後半は、学校の運動会や地区の祭りで代々使われてきたCD音源を再生し、なじみのあるメロディーに合わせて全員で踊りを続けます。 担当者は「田川の人にとって炭坑節は、子どもの頃から体に刻まれてきたリズム。祭りは石炭で栄えた歴史や文化を肌で感じられるイベントで、CFサイトを通じて全国に伝われば」と期待しています。
読売新聞