前走の大寒桜賞を快勝したシュガークン(今年3月撮影、ユーザー提供：Luckさん)

　金曜正午の時点で東京は芝が良、ダートが稍重。京都と新潟は芝ダートともに良となっている。 【写真】シュガークンこれまでの軌跡 　まずは東京から。芝は高速決着。ペースが緩みやすい下級条件は、逃げ先行馬同士の決着が目立つ。一方、上級クラスでは中団あたりからの差しも決まっている。先週はエピファネイア産駒やモーリス産駒など、ロベルト系の活躍が目立ったが、洋芝が先週より短くなっているので傾向は変わるかも。ダートは脚質に関係なく、終いまでしっかりと脚を使える馬が有利。先週は圧倒的に外枠有利だったが、今週はどうか。 　続いて京都。芝は先週日曜の道悪開催のダメージが多少あるかもしれないが、それでも高速馬場だろう。ペース次第で外差しも決まる。先週はロードカナロア産駒が[3-1-1-0]、キタサンブラック産駒が[2-0-1-1]と好成績だった。ダートは極端に前有利ということもない。 　最後に新潟。芝は開幕週だが、春開催は例年、極端な高速決着にはならない。内外はフラット。ダートは基本的に逃げ先行有利だが、ペース次第で差しや捲りも決まる。 【注目馬】 東京11R・シュガークン…ある程度の位置からしっかりと脚を使えるので、今の東京はぴったり。大型馬らしくトビが大きいので、そういう意味でも広いコースは合う。 京都10R・システムリブート…先週の京都芝で好成績だったキタサンブラック産駒。最内枠と高速馬場を生かしての逃げ粘りを期待したい。 新潟10R・マイネルメモリー…休養明けの2戦はスムーズさを欠いたり、位置取りが後ろ過ぎたりと不完全燃焼。広い新潟で末脚全開なら好勝負になっていい。