BTS・RMは韓国文学の救世主? 韓国文学の翻訳者が語る、発売1カ月前に起きた奇跡「天使のように見えた」
今月2日、BTS回顧録『Beyond The Story: 10- Year Record Of BTS』で翻訳を担当したアントン・フルさんが、あらゆる文学作品を祝福する式典「エミレーツ航空文学祭」のトークイベントに登壇。そこで、いかにRMが韓国文学の周知に貢献したかを語りました。 【写真】BTS・RMやチャウヌも!IQ140超えの秀才も!「優等生」だった韓国アイドル7名 「人生を救われた瞬間」としてアントンさんが明かしたのは、かつて自身が翻訳した韓国文学作品の売れ行きがRMのSNS投稿によって大きく影響したこと。 「すべてのはじまりは、イ・ソンボク著者による詩学や格言が綴られた『Indeterminate Inflorescence』という作品に出会ったこと。非常に難解なテーマで、多くの人に読まれるようなものではないかもしれないとも思いましたが、私にとってはまさに“人生の一冊”でした。私の人生の野望がすべて詰まっていると感じたんです」 運命的な出合いを果たしたアントンさんは、純粋な気持ちでこの作品を英訳しようと決心。ところが出版社からは、著者の知名度やテーマの難しさを理由に断られつづけ苦労したといいます。そしてようやく小さな出版社との契約にこぎつけたんだそう。 その本が発売される1カ月前に、偶然にもRMが自身のSNSに著者イ・ソンボクさんの格言を投稿。この影響を受け、アントンさんの翻訳版作品は重版もされ、すぐに完売したといいます。 アントンさんは「(RMが)天使のように見えました。こんなことが起こるなんて信じられませんでした」と当時の心境を振り返りつつ、 韓国文学を世界に広げてくれたRMに対して次のように感謝の気持ちを述べています。 「韓国文学を救ってくれたRMにとても感謝しています。ありがとうRM。ありがとうARMY。あなたは韓国文学を救ってくれた恩人です。本当にありがとう」 アントンさんのインタビュー映像がSNS上で拡散されると、多くのファンから「RMを通じて新しい文学作品と出会った」というコメントが相次ぎ、RMの影響力を再認識する声が寄せられています。