ショッピングモールの歌姫・半崎美子「メジャーになっても原点忘れない」
泣けると話題の「サクラ~卒業できなかった君へ~」
「うた弁」にも収録のデビューシングル「サクラ~卒業できなかった君へ~」は、有線チャートで長期にわたりリクエストが途絶えず、9月にシングルとしてリカットされたほどの反響。いつも演奏してくれるアコーディオン奏者から聞いた、卒業を前に亡くなってしまった同級生を偲んで学校に桜の木を植えたという話が、ずっと心に残っていたという。そしてそれを曲に書いたあと、福岡県の高校へ実際にその桜の木を見に行ったそう。そこには、春だけでなく、年中息づいている命があることを感じた。教室の窓からは合唱の練習が聞こえてきて、この歌も学校で合唱してもらい、卒業できなかった命があることや、心の中に咲き続ける大切な人へ思いを送ることを歌いつないで欲しいと、強く願っているという。 ライブでは同曲をはじめ19曲を確かな歌唱力で歌いあげ、満員のファンも感激。アンコール後にはスタンディングオーベーションも起き、歌い手としてまた一歩、着実な成長を遂げた様子だ。 (取材・文・撮影:志和浩司)