ニコライ・バーグマンが自宅で実践する、花の飾り方
家具や壁などの素材の質感や色と組み合わせて花を選ぶフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン。彼が新居の各所で楽しむ、さまざまな花の飾り方を紹介しよう。
リビング
リビングの壁に、1960年代にデザインされた「ストッフナゲル」のキャンドルホルダーを設置。キャンドルを立てる穴に花を挿し、花器とはひと味違う、浮遊感あるオブジェのような佇まいを楽しむ。この日はアルストロメリアを挿した。
窓際
リビングの窓のコーナーサイドには、小ぶりな枝もののビワを生けて2つ並べた。フォルムが特徴的な花器は「ポールス・ポッテン」のもの。隣に並べられたキャンドルと相まって、ちょっとしたスペースが華やかな印象に。
キッチン
この日バーグマンがつくったブーケは、キッチンカウンターに飾った。初夏を感じさせるフレッシュな緑をふんだんに使いながら、愛らしい色のユリ、ラナンキュラス、アルストロメリア、シンビジウムなどを組み合わせた。
ダイニング
ダイニングテーブル上にはリビングの主役となるような大ぶりの花を選びたい。この日はシャクヤクだが、アジサイなどもおススメ。大ぶりな花はアレンジがしやすく、ボリュームも出しやすいので意外に初心者でも生けやすい。
子ども部屋
子ども部屋の収納棚の一角に、細長いグラスにラナンキュラスとバイモユリを挿して、同じアレンジメントを3つ並べた。同種類の花を1つの大きな花瓶ではなく、小さな花瓶に分けて飾ると空間のいいアクセントになる。
洗面室
洗面室のカウンターに置いた花器は自分で既製品をペイントしたもの。空間に使われている素材や色と合わせて、花器をDIYで変化させるのもバーグマン流。花はリュウカデンドロン、ボトルブラッシュ、アカシアなどを合わせた。 Photos : HIROTAKA HASHIMOTO Text : YOSHINAO YAMADA