山田孝之の怪演光る!「七夕の国」全ての謎の鍵を握る男、丸神頼之のヤバすぎる特別映像
「寄生獣」、「ヒストリエ」の岩明均によるSF漫画を実写ドラマ化した「七夕の国」がディズニープラスの「スター」にて配信中。先日の8月1日に第9話が、8日(木)にはいよいよ最終話となる第10話が配信となる。そんな本作より、山田孝之演じる全ての謎の鍵を握る男、丸神頼之のヤバすぎる言動を切り取った特別映像が解禁となった。 【写真を見る】まるでエイリアンのような不気味な風貌となった丸神頼之 「七夕の国」の主人公は、“あらゆる物に小さな穴を空ける”という何の役にも立たない超能力を持つ平凡な大学生、ナン丸こと南丸洋二(細田佳央太)。失踪した民俗学の大学教授、丸神正美(三上博史)を捜すため、丸神の里と呼ばれる閉鎖的な町を訪れるが、彼はそこで自身がこの町に先祖を持つ“球体を操る能力者”だと知る。そんな時、ビルや人が球体によってまるく抉られる怪事件が勃発する。 ストーリーが進んでいくにつれ大きくなる謎の数々と、圧倒的な世界観、そして個性的なキャラクターたちに大きな話題が集まっている本作。特別映像が解禁となった頼之は、球体によってビルや人が抉られる連続怪事件を引き起こした中心人物。理性的な佇まいと落ち着いた語り口をしているが、残酷な事件を引き起こしていく不気味さで、物語のなかでもひと際異彩を放つ存在でもある。目深に帽子を被り、顔をほどんど見せずにいた頼之だったが、物語が進むにつれ少しずつその顔が映しだされ、人間とは思えない異形の形相を露わにしていく。 映像のなかには、頼之から発せられた衝撃的な言葉の数々が詰め込まれている。「やる事は一つ、停滞状況の打破以外に考えられません」、「あんたの方がよっぽど化け物じみてるぞ」と放つ頼之の不気味さは、一度見たら脳裏に焼き付いて離れない。 さらに畳み掛けるように、「俺には許せない奴がいる」、「人の心に土足で踏み込み、散々弄んだ挙句今度は知らん顔だ」、「なにがあっても奴は来ないだろ」と、怒りをにじませながら話す頼之。彼が指す「奴」とは一体誰なのか?人や街を抉り、頼之こそが全ての黒幕だと思われていたが、その頼之が敵視する相手とは誰なのか。 演じる山田は、頼之役に決まった際に「劇中で自分の顔が見えないことは、まったく問題ではない」とキャラクター作りのこだわりを製作陣とすり合わせたという。3時間の特殊メイクに加えて、CG技術で作りあげられた人間離れした姿に、ほぼ声のみで多くの感情を表現する、まさしく“怪演”と呼ぶべき強烈な印象を残している。 はたして、ナン丸たちは日本全土を巻き込む一連の事件を解決することができるのか?頼之に動向にも注目しながら最終話を見守りたい。 文/平尾嘉浩