【NFL】ブーイングと3回のインターセプトに屈せず戦い抜いたライオンズQBゴフ
現地19日(日)、デトロイト・ライオンズのクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフにはブーイングが降り注いだ。今回はゴフがライオンズの一員として初めて3回のインターセプトを喫した試合となった。これらのターンオーバーは第4クオーターの時点でシカゴ・ベアーズに12点差をつけられていたライオンズにとって、非常に重要な役割を果たしている。 【NFL】2023年第11週:ライオンズがホームでベアーズと対戦
しかし、ライオンズファンを沸かせたのはゴフの決意だった。
ライオンズは連続して17点を挙げ、31対26でベアーズに勝利。ゴフがチームをけん引する中で大逆転に成功した。
ライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは試合後に「ゴフについて分かっていることがある。少なくとも、彼はメンタル的にもフィジカル的にもタフになるだろう。そして、私たちは常にそれを頼りにできるはずだ。それを当てにすることができる。今日、彼は持ち前の回復力を発揮し、そういうプレーが必要なときにノーハドルモードで現れてくれた」と話している。
ベアーズ戦でライオンズファンの怒りを買う最悪のスタートを切ったゴフは、236パスヤード、タッチダウンパス2回、前述のインターセプト3回でパサーレーティング68.3というひどい成績を収めた。
ゴフはブーイングについて「分かるよ。彼らも動揺するし、俺も動揺する。動揺もブーイングもしてもらって構わない」と語っている。
試合終盤にゴフはパス5回中5回を成功させて71ヤードを獲得。ゴフがワイドレシーバー(WR)ジェイムソン・ウィリアムズに32ヤードのタッチダウンパスを通した後、エクストラポイントが決まったことを受けて、ライオンズは試合終了まで残り2分59秒の時点で点差を26対21まで縮めた。
ライオンズ守備陣がベアーズを3アンドアウトに抑えた後、ゴフは残り2分33秒から73ヤードのゲームウイニングドライブを指揮。ゴフはそこでパス7回中5回を成功させて44ヤードを記録している。最終的にランニングバック(RB)デビッド・モンゴメリーが元所属チームとの対戦でタッチダウンランを決めた。そして、ゴフがタイトエンド(TE)サム・ラポルタにパスを通して2ポイントコンバージョンに成功したことで、ライオンズは29対26で優位に立っている。