食品の衛生管理意識向上へ 熊本市、食品取扱業者に「ハサップ」認定ステッカー交付
熊本市は11月から、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」を満たす市内の事業者に「食の安全宣言ステッカー」を交付する事業を始めた。衛生意識の向上を図る。 HACCPとは、食品の製造工程において、加熱など食中毒リスクが高い箇所を重点的に管理する手法。2021年の食品衛生法改正で、食品取扱業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられた。 飲食店やスーパー、食品メーカーなど食品を取り扱う業者全てが対象。事業者は調理器具の消毒や適切な加熱、冷凍処理など衛生面への取り組みに関する書類を提出する。市はステッカーを交付した事業者をホームページで公表する。(上村彩綾)