【NFL】イーグルスの問題はコーチ陣にはないとWRブラウン
フィラデルフィア・イーグルスにとってここ1カ月は悲惨なもので、それはシーズン第18週で問題を解決するためにチームの内側に目を向けざるを得ないほどひどかった。ポストシーズンを目前に控えた今、そんなことをしていい時期ではない。しかし、成長は居心地の悪い状況から生まれるものであり、イーグルスのワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンはここ最近、そのような状況に置かれているのは確かだ。
ブラウンはここ1カ月、イーグルスの大事な場面で影を潜めている。それはブラウン自身のせいではなく、オフェンスの機能不全の結果だ。ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニも、攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・ジョンソンも、自分たちがフラストレーションを感じていること、そしてブラウンが活躍する機会をもっと作る必要があることを認めている。一方、ブラウンはそのような不機嫌な状態で記者と話すことを拒否しており、ブラウンが不満分子として取り上げられるという新たな筋書きを煽っていた。
ブラウンは現地3日(水)、事態の収拾を図ろうとしている。
ブラウンはイーグルスのロッカールームで報道陣に「正直なところ、試合後にメディアと話さなかったのは、ネガティブになりたくなかったからだ」と語り、次のように続けている。
「俺たちは厳しい時期を乗り越えようとしているんだ、という心構えにすでに移行していた。だから俺個人として、できることは仕事に戻るだけだ。それについて変えられることは何もないよ。試合後に言ったように、俺は何もいいことがなければ何も言わないように育てられた。だから、ネガティブなことにネガティブなことを重ねるつもりはない」
「そうすれば、あなたたちもネガティブなことをさらに書くだろう。試合も見ているんだから、もう分かっているはずだ。だから、俺はこれ以上何も言う必要がないと思ったんだ。これ以上悪くしたくない。その上、俺が何か言ったり、何かしたりすると、正直言って怪物扱いされるだろ。実際は逆だ。フィールド上でのプレーコールに対する俺のイライラを見ただろう。あれは俺の仲間がぶつかったことに対するものだった。俺にはこれからもスミッティ(デボンタ・スミス)が必要だ」