スズキ 初の量産EV「e VITARA」公開 25年夏から順次販売
スズキは5日までに、初の電気自動車(EV)の量産モデル「e VITARA(イービターラ)」をイタリア・ミラノの発表会で初公開した。2025年春からインドの工場で生産を開始するスズキのEVの世界戦略車第1弾。同年夏ごろから欧州、インド、日本など世界各国で順次発売する。各国での発売時期は「検討中」(広報部)としている。 イービターラは、コンパクトタイプの5人乗りSUV(スポーツ用多目的車)で、公開した欧州向けモデルは全長427・5センチ、全幅180センチ、全高163・5センチ。1回の充電で走る航続距離は2WDで約400キロ。 「EVの先進感とSUVの力強さを融合させたデザイン」(同)で、軽量で広い室内空間を確保したEV専用プラットフォームなどを新たに開発した。 鈴木俊宏社長は「お客さまに使いやすいEVとするため、試行錯誤を重ねて開発した。イービターラを皮切りに、今後もさらにEVのラインアップを拡充する」とコメントした。
静岡新聞社