「湖の見知らぬ男」現代フランスの異才アラン・ギロディ長編3作品が日本劇場初公開
カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中の映画祭で人気の高いアラン・ギロディ監督の長編3作品が劇場公開される。特報映像(https://youtu.be/7QwnQZASExo)とティーザービジュアルが披露された。 1990年に短編でデビューし、2001年の第54回カンヌ国際映画祭「監督週間」に中編2作目となる「動き出すかつての夢」が選出され、ジャン=リュック・ゴダールに「今年のカンヌで最高の映画」と評されたギロディ監督はこれまでに長編7作品を監督。セクシュアリティに対する偏見や先入観をいなし、卓越した映画論法でスリラー、フィルム・ノワール、さらに、コメディを織り交ぜながら、人間の根底にある欲望を見つめ、人間愛という大きなテーマを時に奇想天外なストーリー展開で描くのが特徴的だ。 公開される3作品は、2024年の第77回カンヌ国際映画祭プレミア部門に選出され、フランスの栄誉あるルイ・デリュック賞を受賞し、現代映画と映画批評の最前線を疾走するカイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位に輝いた最新作「ミゼリコルディア」と、2022年の第72回ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品を飾った前作「ノーバディーズ・ヒーロー」、そして、2013年の第66回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞とクィア・パルム賞を受賞し、ギロディの名を世界的に大ブレークさせた最高傑作「湖の見知らぬ男」となる。 3月 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。