仕事も恋愛もうまくいかず、あえて「モテない男」と結婚したキャリア女性。しかし夫のほうが、一枚うわてだった⁉
モテるとは魅力的なこと。恋人だったらモテる相手のほうが楽しく過ごせそうです。でもいざ結婚するなら、浮気などしない安心感のある相手がいい、そう考える人は多いのではないでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? モテる男性に失恋した女性が選んだ相手は、モテそうにない男性でした。ところが意外にも彼はモテることが判明。二人の結婚の行方は? 【仕事と結婚 ♯5】
はじまりは不倫相手との別れ
兵庫県在住のマリコさん(仮名・50歳/会社役員)は、出版社でバリバリ働く女性誌の編集者。20代の頃は仕事のデキる編集長(竹野内豊似)と不倫の恋に身を焦がしつつも結婚する気はなく、「恋愛のおいしい部分」だけを楽しんでいました。 「自分でいうのもなんですが、ドラマに登場するような『マスコミで働くイイ女』を地で行っていたと思います」とマリコさん。 そんなマリコさんの転機は編集長との別れでした。モテてしまう編集長はマリコさんの同僚にも手を出してしまいます。本気で編集長を好きだった同僚は退社届の提出とともに、なんと不倫関係も暴露!編集長には特におとがめはありませんでしたが、彼は退社して独立を決意します。 幸いマリコさんと編集長の関係はバレることはありませんでした。マリコさんは彼と別れる気はさらさらありませんでしたが、「もしきみとの関係がバレたら、お互いに身の破滅だ。別れよう」と彼。 マリコさんは考え直すよう説得しますが、彼の気持ちは変わりません。せめて独立した会社についていきたいと言っても彼の答えはNo! 気を取り直し、仕事にまい進しようとするも、新しい編集長と感覚が合わず、マリコさんの立てる企画はことごとくボツを食らうようになります。
男を忘れるには次の男、だけど…
自他ともに認める「イイ女」のマリコさんは当然モテモテ。しかし誘われるままデートを重ねてもイマイチピンとくる男性がいません。
元カレの博識さやスマートなエスコート、余裕のある態度などが思い出されます。「やっぱり彼みたいな人はいない…」ついつい比べてしまい、肩を落とし帰宅する日々。