お店で見かける「ハートランド」、実は国産ビールです 発売38年で広告もほぼなし…理由をキリンに聞いた
「ある意味、時代を先取りしていた」
「味をご評価いただいていることに加え、広告を打っておらず、量販店でもほとんど販売していないことからも希少性が高いため、ご支持をいただけていると考えています」と柴田さん。 24年連続で伸び続けていた販売数量は、コロナ禍によって減少しましたが、2021年を底にして回復を続けているとのこと。 洋食レストランやダイニングバー、こだわりの居酒屋などで取り扱われることが多いといいます。 今後も特別なプロモーションの予定はなく、ブランドサイトやお店を通じてユーザーに訴求していくそうです。 発売時のメンバーで、現在はキリンホールディングス株式会社ヘルスサイエンス事業部の太田恵理子さんは、こう話します。 「中身もパッケージも売り方も、社内でたくさんの反対を受けながらようやく生み出せたブランドです。当時の業界のやり方とは真逆のプロセスで開発を行いました。ある意味、時代を先取りしていた商品だと思います」