大谷翔平がボールを「粉砕している」 驚異的な打球速度にMLB公式記者が注目! 球団トップ9独占、メジャー全体でも上位に
現地9月11日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行なわれたシカゴ・カブス戦に「1番・DH」として先発出場し、シーズン自己最多記録更新の47号ソロを含む4打数2安打3打点、1四球と活躍。3回の二盗で47-48(47本塁打、48盗塁)へ記録を伸ばし、50-50達成にまた一歩近づいている。 【動画】大谷翔平の47号アーチ & 48個目の盗塁をチェック! 豪快な一発が飛び出したのは、初回先頭の第1打席だ。カブス先発のジョーダン・ウィックスと対峙すると、カウント1-2から甘く入った4球目スライダーを強振。これが打球速度118.1マイル(約190.1キロ)、飛距離405フィート(約123.4メートル)を計測する右中間スタンドへの先頭打者アーチとなった。 これを受け、MLB公式のXアカウントは、「打球速度118.1マイルだ。ショウヘイ・オオタニがボールを粉砕して今季47号」と速報。さらに同サイトでデータ部門を担当するサラ・ラングス記者は、MLBが2015年に導入したデータ解析システム『Statcast』の数字を引用しつつ、次のような記録を紹介している。 ●Statcast導入の15年以降、ドジャースで最も速い打球速度 24年4月27日 オオタニ:119.2マイル(約191.8キロ)単打 24年7月27日 オオタニ:118.7マイル(約191.0キロ)本塁打 24年4月23日 オオタニ:118.7マイル(約191.0キロ)本塁打 24年9月11日 オオタニ:118.1マイル(約190.1キロ)本塁打 24年9月2日 オオタニ:117.2マイル(約188.6キロ)単打 24年8月5日 オオタニ:117.1マイル(約188.5キロ)二塁打 24年9月8日 オオタニ:116.7マイル(約187.8キロ)本塁打 24年7月21日 オオタニ:116.7マイル(約187.8キロ)本塁打 24年8月2日 オオタニ:116.3マイル(約187.2キロ)本塁打 今季ドジャースに加入した大谷がトップ9を独占という衝撃のデータだが、その後もラングス記者は、偉才の打球速度に関するXポストを連投。メジャー全体では、ニューヨーク・ヤンキースの強打者アーロン・ジャッジ、ジアンカルロ・スタントンとともに、以下3つのランキングで上位入りしているという。 ●Statcast導入の15年以降、最も多く118マイル(約189.9キロ)超えの本塁打を記録したシーズン 17年 ジャッジ:5本 24年 オオタニ:3本 ●Statcast導入の15年以降、最も多く116マイル(約186.7キロ)超えの本塁打を記録したシーズン 17年 ジャッジ:7本 24年 オオタニ:6本 21年 オオタニ:5本 23年 スタントン:5本 21年 スタントン:5本 18年 スタントン:5本 ●Statcast導入の15年以降、最も多く113マイル(約181.9キロ)超えの本塁打を記録したシーズン 17年 スタントン:18本 24年 オオタニ:15本 17年 ジャッジ:15本 なおこの試合は、ドジャースが10対8で勝利。連敗を2で止め、カブス3連戦のスイープ負けを回避している。 構成●THE DIGEST編集部