なぜ呼ばれない? 日本代表に招集されなかった欧州組(2)今は無理? 移籍で狂った元主力MF
日本代表はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮代表と対戦する。久保建英らが順当に名を連ねた一方で、戦力になりそうでありながら呼ばれなかった選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は16日時点の『transfermarkt』を参照。
MF:鎌田大地(かまだ・だいち) 生年月日:1996年8月5日 所属クラブ:ラツィオ(イタリア) 23/24リーグ戦成績:19試合1得点1アシスト 日本代表通算成績:31試合7得点4アシスト 鎌田大地は、昨年夏にフランクフルトとの契約が満了し、イタリアのラツィオに加入した。しかし、この挑戦から歯車が狂っている。 期待の新戦力だった鎌田は、開幕戦から先発起用され、第3節には前シーズンのセリエA優勝チームであるナポリからゴールを決めて好スタートを切った。しかし、同じく新加入のマッテオ・ゲンドゥージが適応してからはレギュラーを外れることに。しばらくは途中出場でピッチに立っていたがアピールできずにいると、2024年に入ってからは出番がない試合も多くなっている。 ラツィオで活躍できていない鎌田は、AFCアジアカップカタール2023の日本代表メンバーから落選した。中盤のリンクマンとなれる鎌田は、森保一監督にとって欲しい選択肢の1つだったと想像できるが、ラツィオでのプレーぶりを見ると呼びにくかっただろう。その状況が改善されていないどころか、さらに出番が減っている現状では、落選となって当然かもしれない。 ラツィオは13日、マウリツィオ・サッリ監督の辞任を発表した。鎌田にとっては、チーム内での序列を変える好機になる可能性がある。新体制でアピールするためにも、今回の落選はポジティブに捉えることもできるだろう。
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