ソト ヤンキース不仲説否定もファンの憎しみ消えず「何を言おうがブーイングし続ける」
ヤンキースからFAとなっていたフアン・ソト外野手(26)は、プロスポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)でメッツに移籍した。 両チームともニューヨークに本拠を置くとあって移籍を決断したソト本人、引き止められなかったヤンキース、超高額契約を持ちかけたメッツそれぞれに批判的な声が飛び交っている。何がソトを反発必至の移籍に踏み切らせたのか…。契約合意した直後には地元紙「ニューヨークポスト」のジョン・ヘイマン記者がヤンキー・スタジアムの警備員が犯したとされる〝失態〟に言及。ソトの親を球場から連れ出したり、専属の運転手やシェフを雨の中で外に立たせたことが、ソトの心証を悪化させたと伝えていた。 だが、今度はソト本人が母国ドミニカ共和国メディアのインタビューで「それはウソだ」「私の家族は組織からとてもよく扱われていた」と完全否定。今季同僚だった選手たちとの不仲にも「私たちはまだ友達だし、仲がいい」と一蹴し、移籍については「単なるビジネス」と言い切った。 欧米のスポーツを扱うメディア「スポーツキーダ」は、ヤンキースへの不満を全否定したソトに対するファンたちの声を紹介。「やっとこんなバカげたことを止められるんだ」と喜ぶ人もいれば「さあ、黙って前に進もう」「この男のことはもうどうでもいい。未来に集中しよう」と〝スルー派〟もいるようだ。しかし、やはり経緯や理由はどうあれ、ソトの決断は許せず「何を言おうがブーイングし続ける」という強硬派も…。来年5月16日(日本時間17日)にメッツはヤンキー・スタジアムで激突するが、いったいどうなってしまうのか――。
東スポWEB