150年の節目 全校で祝福 「200周年の時もお祝いに来たい」/岡山・津山市
河辺小学校(岡山県津山市国分寺)の創立150周年記念式典が17日、同校体育館で開かれ、全校児童308人が校歌や唱歌を歌い、3、6年生が発表を行うなどして節目を祝った。 【写真】ユーモラスな演技を交えた3年生の発表
来賓20人に保護者も参加。始めに全児童が「河辺小学校150歳、おめでとう」と声を上げて祝い、児童代表の6年2組の安藤作観君と阪本雄大君が「記念すべき年にかかわることができたことをうれしく思う」「心に残る思い出になるように楽しもう」とあいさつ。同校の卒業生でもある津山市連合町内会河辺支部の坂本道治支部長が「今後ますますすばらしい学校になるように私たちも応援していく」と祝辞を述べた。
続いての発表では、3年生が「河辺小学校の歴史」と題して、コミカルな演技を交えながら昭和時代の小学生の様子を紹介。6年生が「これからの河辺小学校」と題して、今後もより良い学校にするためには「みんながマナーを守り、仲良くしていくのが大切」と発表、全児童で童謡の「ふるさと」と校歌を歌った。
小池尚校長が「200周年を迎える時には、先生にかわってみなさんがあいさつしてくれたらうれしく思う」と語った後、最後に6年の重面勇之進君が「これからも河辺小と河辺地区を大切にして自分たちの力で盛り上げていこう」と呼びかけた。
式典の司会を務めた6年・橋本侑季奈さんは「めったにない経験ができてうれしい。50年後の200周年も学校に来て祝いたいと思う。これからもみんなが『通えて楽しかった』と思える学校でいてほしい」と話していた。
同校は1874(明治7)年に国分寺地内に教育小学校として設立され、90(同23)年に尋常河辺小学校、1901(同34)年には高等科を併設し、河辺尋常高等小学校に改称。さらに41(昭和16)年には河辺国民学校、47(同22)年に河辺小学校と改称し、54(同29)年に津山市立になった。卒業生は統計を取り始めた41年以降から2023(令和5)年まで4913人。本年度は53人が卒業する予定。
津山朝日新聞社