平和島選抜は濱野谷憲吾が辛うじて勝利/ボートレース平和島
ボートレース平和島の「第21回サントリーカップ」が15日に開幕した。当日は3連休の中日であり、本場には早い時間帯から多くのファンが来場。残暑が厳しい中、スタンドからは暑さに負けない熱い歓声が響いた。 その歓声を誰よりも浴びる立場にあったはずの濱野谷憲吾、そして深谷知博だったが、いずれも足の気配は目立たず、初戦は共に外側の選手に伸びられて2連対絡みを果たせなかった。 両者の直接対決となった当日のメインカード12R「平和島選抜」では、濱野谷が1枠の助けを借りて逃げたが、スリットから外側の選手に伸びられ、窮屈な体勢になる場面もあった。薄氷を踏む思いを味わいながらの勝利だった。濱野谷は初日から本体整備に取り組んだが、レース後には2日目の再整備も示唆。今後の気配面の変化が注目される。 伏兵メンバーでは初日、山川雄大と塚越海斗の伏兵コンビが連勝。塚越は1枠なしという不利な状況にもかかわらず冷静に展開を捉え、終日安定板が使用される難水面を攻略。東都のファンにその存在を強くアピールした。
マクール