【小沢真珠さん(47歳)】「牡丹と薔薇」を見た10歳の娘に言われた意外な一言は|美ST
バットを振り回すシーンは実はアドリブ。相手が奈々ちゃんだったからこそできました
監督の「自由に動いて、思い切り暴れろ!」のゲキで、本当に色んな引き出しを開けてもらえた現場だったのですが、やはり相手役の奈々ちゃん(大河内奈々子さん)の存在には感謝してもしきれません。何かのインタビューで奈々ちゃんが、「リアルな感じを出すために、小沢さんとはあまりコミュニケーションをとりませんでした」とおっしゃっていて。奈々ちゃんと私が不仲だとか色々言われたこともありますが、そんなことは全くないし、あえてコミュニケーションをとらない彼女の姿勢は同じ現場にいて少しも嫌ではありませんでした。コミュニケーションがなくてもお互いの間に強い信頼感があったので、私がどう暴れても上手く受け止めてくれると思えた。本当に器の大きな女優さんです。 後半でバットを振り回すシーンがあったのですが、あんな奇天烈なことができたのも相手が奈々ちゃんだったから。あのバットのシーンは、実はアドリブなんです。台本には「嫉妬した」とだけで、具体的な行動は書かれていませんでした。部屋の中にある物を使い、どうやって嫉妬と怒りを表現しようかと思ったら、咄嗟にバットが目に入って…。本番で私が何をするか、監督すらわからないんです。リハーサルはもちろんやるんですが、「本番はもっと違うことをやってくれるよね」って(笑)。自由にやらせてくれたから、私は私で、いかに監督をはじめ身近な演者やスタッフさんを驚かせるか、毎回サバイバルしていました。
「ボタバラ」を観た娘に、「ママ、あれはダメじゃない?」とお説教されています
「牡丹と薔薇」の放映から20年が経ち、今や長女が10歳、次女が8歳になりました。娘達には教育上良くないかな?と思って(笑)、「牡丹と薔薇」は観せないようにしていたんです。だけど実家に帰った時、何を思ったのか父が娘達に観せていて!私が芸能界に入ることに猛反対だった父も、今や私が出ているドラマやバラエティを楽しんでくれるファンのひとりになってくれていますが、まさか娘達にまでとは思いもよりませんでした。「牡丹と薔薇」を観た娘達からは、「ママ、あれはダメじゃない?」とお説教までされる始末。あれは演技だからね!と前置きをしたうえで、「ママがやってたああいうことは悪いことだからね。絶対に人にやっちゃダメよ」と、今では娘達への反面教師の材料にしています(笑)。