宝富士、大の里に屈し4敗に後退 優勝可能性は「ない」と否定もVライン下がり1差は変わらず
◆大相撲 ▽夏場所12日目(23日、東京・両国国技館) 西前頭16枚目・宝富士(伊勢ケ浜)は4敗目を喫した。新小結・大の里(二所ノ関)との3敗対決は、もろ手で起こされると相手得意の右差しを許し、なすすべなく最後は押し出された。「完敗です。右を差されてちょっと動けなかったですね」と脱帽した。 痛恨の黒星となったが、2敗で単独首位だった湘南乃海が3敗に後退したため、トップとは1差で変わらず。初賜杯の可能性は残されているが「ないです。上位は強いです」と苦笑い。37歳のベテランは「久しぶりに上位と取れたので、もっといい相撲を取れれば良かったですね。明日から頑張ります」と切り替えていた。
報知新聞社