さーて、11月はどんな展示に行こうかな。
森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために @森美術館
11月なのにこの暑さ。体感的には、もはや日本からは秋が消えたといってもいいだろう。毎年のように聞く「異常気象」の言葉であるが、身近なレベルであからさまに我々の生活も変化してきている。今一度「エコロジー」という概念について、気候変動・環境問題について向き合ってみたいところだ。森美術館で開催中の同展は、「エコロジー」というキーワードのもと16ヶ国から34名のアーティストが出展。人間同士のコミュニティ、人間をも含む生態系、人間が認知できない世界の在り様も含んだ、より広く新しい「循環」の在り方について、展示を通して探究する。 テーマに着目して鑑賞したい展示4選。
インフォメーション
森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために 会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階) 会期:2023年10月18日(水)~2024年3月31日(日) 時間:10:00~22:00 ※火曜日のみ17:00まで、ただし2024年1月2日(火)、3月19日(火)は22:00まで。最終入館は閉館時間の30分前まで。 休み:会期中無休 平日料金:一般 2,000円、高校・大学生 1,400円、子供(4歳~中学生)800円、65歳以上 1,700円。 休日料金:一般 2,200円、高校・大学生 1,500円、子供(4歳~中学生)900円、65歳以上 1,900円。
あみきをほどく 家庭用編み機の展覧会 @生活工房ギャラリー
人に歴史あり、編み機に歴史あり。本展で紹介される編み機とは、戦後に普及し、最近は目にすることも少なくなった「家庭用編み機」のこと。誰でも早く簡単に、きれいに編めることが目指されたプロダクト。既製服を買うことが一般化するまで、最盛期の1950年代後半~60年代には年間100万台が生産されていたという。ある人には懐かしく、ある人には新鮮な編み機の数々が一堂に会するほか、豊富な資料や作品も並ぶ充実の展示だ。編み機・編み物の魅力を再発見。三軒茶屋のキャロットタワー内にある生活工房にて。