「新たにしてみたい習い事」は親子間で差も【最新調査】小学生の習い事人気ランキング
男子では、全体では5位だった「サッカー・フットサル」が20%で3位となりました。女子では、全体では3位だった「ピアノ・電子オルガン」が30%と1位に。
「野球」「武道」は男子のみでランクイン。2021年の前回調査では、それぞれ13位、7位から急上昇。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の活躍や、2023年のWBCで3大会ぶりに日本が優勝したことなどが影響しているのかもしれません。 「ダンス」は男子ではTOP10圏外のところ、女子では前回調査から1つランクを上げた6位(14%)にランクイン。小学校の体育で「表現運動」や「リズムダンス」が指導要領に組み込まれていることに加え、好きなアイドルをきっかけにダンスに興味を持つ小学生が多いことも影響している可能性がありそうです。
「新たにしてみたい習い事」では親子ともにプログラミングが人気!
新たにしてみたい習い事については、小学生では「プログラミング(8%)」、保護者では「英会話などの語学(10%)」が1位に。小学生・保護者共にTOP5に入ったのは「プログラミング」「ダンス」でした。いずれも小学校で必修化されている内容。さらに「プログラミング」は2025年度の大学入学共通テストから、プログラミングの内容を含む『情報Ⅰ』が追加されることとなっているため、より意識が高まっているのかもしれません。
また、小学生では「動画制作」が3位にランクイン。動画を見る機会が多く、見るだけでなく作ることにも興味を覚える子どもが増えている影響がありそうです。
保護者世代よりも習い事は多様化
保護者世代と現在の小学生の習い事事情にも違いがありそうです。保護者世代が習っていた習い事と、現在の小学生が習っている習い事を比較した上の図を見ると、保護者世代が習っていた習い事のTOP5は「水泳」「習字」「ピアノ・電子オルガン」「そろばん」「野球」。人数割合も大きく、特定の習い事に人気が集中していたことがうかがえます。現在の小学生全体のTOP10に入っていない「そろばん」「野球」がランクインしていることも特徴的です。