【女子ゴルフ】QT1次が終了 注目のルーキーや生き残り目指す中堅、ツアー復帰狙うベテランの結果は?
3会場で勝ち抜いた計69人がFinal STAGEに進出
来季のJLPGAツアーに向けたサバイバルレースの第1関門が終了。森田理香子、成田美寿々らの実力者が涙を飲んだ。一方で5年ぶりのツアー復帰を狙う大江香織やベテランの横峯さくらなどがサバイブ。最終関門へと進んだ。 【写真】これがシード喪失選手“国内組”の8人です
クォリファイング・トーナメント(QT)1st STAGEは、22日までの4日間、3会場で行われ、69人がFinal STAGE(26~29日、静岡県・葛城GC宇刈C)へと駒を進めた。 五浦庭園CC(福島県)のA会場では、通算14アンダーでプレーした吉沢柚月がトップで通過。5回目のプロテスト合格を果たしたばかりの六車日那乃(7アンダー4位)、ツアー優勝経験のある酒井美紀(2アンダー18位)、香妻琴乃(2アンダー21位)ら22人がファイナル行きを決めている。 完全復帰に向けて挑んだ成田は1オーバー31位、全米シニア女子オープン2位と大健闘した51歳の山本薫里は5オーバー43位で先へ進めなかった。 QTでは、同スコアの場合もカウントバック方式により順位を決める。そのため、85人が挑んだ同会場では、同じ1アンダーでも22位となった工藤優海は通過したが、23位となった村上瑞希は落選しており、戦いの厳しさを浮き彫りにしている。 裾野CC(静岡県)のB会場では、手束雅が通算7アンダーで首位通過。葭葉ルミが通算3アンダー2位で続いた。 41歳ベテランの下川めぐみ(1アンダー5位)、プロテスト合格した吉田優利の妹、鈴(イーブンパー6位)、ツアー23勝で2009年賞金女王の横峯さくら(同8位)、シーズン終盤戦で上位に入って好調の辻梨恵(4オーバー16位)、復帰を目指す大江(4オーバー18位)ら5オーバー23位までが生き残った。 澁澤莉絵留は6オーバー25位と惜しくも届かず、斉藤愛璃も7オーバー29位。鉄人、表純子も初日に82と大きく出遅れて14オーバー53位とファイナルには行けなかった。 小野東洋CC(兵庫県)のC会場は、セキ・ユウティンが通算13アンダーでトップ通過。イーブンパー24位までがファイナルに進んだ。金田久美子は1アンダー23位と薄氷のファイナル進出となった。 24年は主催者推薦などでツアーに復帰しており、QTからの完全復帰を狙った13年賞金女王の森田は、通算18オーバー68位で脱落している。 通過した69人には、今季シード落ちした選手やプロテストトップ合格者など1st STAGE免除の者とともにより厳しいFinal STAGEでの戦いが待っている。
ゴルフのニュース編集部