米国から購入の高機動ロケット砲「ハイマース」、一部が台湾に到着 訓練始まる
(台北中央社)米国からの武器売却で導入が決まっている高機動ロケット砲システムM142「ハイマース」について、10月中に11基が台湾に到着し、陸軍第58砲兵指揮部による関連の訓練がすでに始まっていることが分かった。国軍の関係者が4日、中央社の記者に明らかにした。 国防部(国防省)は当初、ハイマース11基の導入を予定しており、2022年の国防予算に経費を計上していた。その後同部は予定していた155ミリ自走榴弾砲M109A6「パラディン」40基の導入を取りやめ、ハイマース18基を追加導入することに決めたため、導入予定数は29基になった。 同部の報告書によれば、初めに導入される11基は台湾西部に優先的に配備される。その後は導入スケジュールに合わせ、北部、中部、南部、離島・澎湖の作戦区にそれぞれ多連装ロケットミサイル中隊を増設するという。 (游凱翔/編集:田中宏樹)