2万発、準備整う 北國大花火川北大会 手取川簡易グラウンド
●花火師、趣向凝らす 北陸最大級の約2万発が打ち上がる北國大花火川北大会(北國新聞社主催)は3日夜、川北町の手取川簡易グラウンドで行われる。会場付近の河川敷では朝から花火の設置作業が行われ、真夏の夜空を彩る音と光のショーの準備を整えた。 北陸火工(かほく市)の花火師が打ち上げ筒を固定し、電気配線を施すなどした。花火のプログラムと演出を手掛けた赤丸文彩さん(28)は「エビフライを模した創作花火をはじめ、趣向を凝らしたプログラムを用意した。多くの人に楽しんでほしい」と話した。 ●太鼓の乱打とともに 北國大花火川北大会は午後8時15分に始まり、第39回川北まつり(実行委主催、北國新聞社共催)のフィナーレを飾る。太鼓の乱打に合わせたオープニングスターマインで幕を開け、全国の花火師による北國芸術花火、被災地復興へエールを送る「祈りの鎮魂花」、2660発の「川北爛漫(らんまん)」などが繰り広げられる。 まつりのメイン行事「音と光の祭典」は午後5時50分からで、太鼓演奏や町民によるかがり火踊りをはじめ、高さ約40メートルの大かがり火が点火される。 白山市美川地区の石川県営手取公園右岸園地と川北町朝日の水辺の楽校(がっこう)西部拠点に臨時駐車場が設けられる。午後5時から会場までシャトルバスが運行し、中学生以上が1人往復700円で、小学生以下は無料。 大会の模様は金沢ケーブルが午後8時から北國新聞ニュース・プラス(地デジ9ch)で生中継する。エフエム石川も午後8時から生放送する。