磐田のパリ五輪代表DF鈴木海音が東京Vへ完全移籍「海外挑戦やA代表での活躍を考えたとき…」
ジュビロ磐田は28日、DF鈴木海音が東京ヴェルディへ完全移籍することを発表した。 磐田の下部組織で育ち、2020年にJリーグデビューした鈴木は栃木SCへの育成型期限付き移籍などを経て、今季までにリーグ戦通算86試合に出場。今夏にはパリオリンピック日本代表にも選出されていた。 22歳の鈴木は磐田のクラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。 「ジュビロ磐田に関わる全ての皆さんへ この度、東京ヴェルディへ移籍する決断をしました。アカデミーの頃から合わせて9年間、応援し支えてくださった全ての方へ感謝の気持ちで一杯です。今シーズン、個人として初めてのJ1の舞台となりましたが、皆さんの期待にピッチで応える事ができませんでした。まだまだ自分自身の力の無さを痛感しています。そんな中で届いたオファーにありがたい気持ちと、降格させてしまった責任や、やり残した事があるという気持ちとで、これまでにないほど悩みました。しかし、自分の目標である海外挑戦やA代表での活躍を考えたとき、より厳しい環境に身を置きチャレンジしたい、という気持ちでこの移籍を決断しました」 「様々な厳しいご意見があることは承知の上で、この決断が間違っていなかったことを次のクラブで証明できるように頑張ってきます。最後になりますが、ジュビロ磐田では、本当にたくさんの素晴らしい出会いがありました。僕は、街全体がジュビロを応援してくれている空気感やその温かさが大好きです。その気持ちはこれからもずっと変わりません。小学生の頃から憧れ、いつどんな状況でも声を出し続け、飛び続け、選手たちにチカラをくれるヤマハスタジアムのサポーターの皆さんの前でゴールを決められたこと。ジュビロ磐田のユニフォームを着てプレーできたことは、自分の誇りです。改めて、ありがとうございました」 なお、鈴木は東京Vのクラブ公式サイトで「このたびジュビロ磐田から加入することになりました、鈴木海音です。海外、A代表(日本代表)で活躍するという目標を達成するために来ました。東京ヴェルディの勝利のために全力で努力し、戦い、大きく成長します。どうぞよろしくお願いします!」と意気込みをつづった。