《ブラジル》恩赦委員会の政府謝罪を祝う=日系社会全体の慶祝行事として=沖縄県人会で180人が祝賀会
野村市議は「私たち先祖の苦しみをブラジル政府が認めたのは沖縄県人会の皆さんのお蔭」と話し、高良会長、島袋栄喜ブラジル沖縄県人会元会長、宮城あきらブラジル沖縄県人移民研究塾編集長、グローボ女優ブルーナ・アイソ氏、恩赦委員会で強制退去の子孫として証言した比嘉玉城アナマリア氏に名誉を称えるプレートを贈った。 沖縄県人会からも島袋元会長、宮城編集長、上原定雄ミウトン前会長、アナマリア氏、ブルーナ氏に記念プレートを渡した。 宮城編集長は「恩赦委員会当日のことを思い出すと今でも胸が高鳴る」と振り返り、エネア・アルメイダ委員長から言われた「埋もれた歴史を掘り起こしてくれたことに感謝する」という言葉を胸に引き続き頑張っていきたいと語った。 最後に宮坂国人財団の西尾ロベルト理事長は「祖父母をはじめ家族が戦時中にトメアスー(パラー州)にいました。祖母が日本語を話したことで収容所に入って苦しかったと話していました」との話を開陳し、乾杯の音頭をとった。その後、今回の恩赦委員会にも出席した宮村秀光さんが代表を務める全伯吟剣詩舞連合会の椿治子さんや河村淳さんがトメアスーから特別に参加して、見事な剣舞や書道などを披露し、式典は幕を閉じた。