尾崎優日2本目のベルト、地域タイトルに挑む「自信を持って世界にいきたい」
ボクシングのWBCユース・ライトフライ級王者でWBOアジアパシフィック同級1位の尾崎優日(ゆうが、21=大成)が2本目のベルト、地域タイトルに挑む。 12月14日にエディオンアリーナ大阪第2競技場でアーチェル・ビラモア(22=フィリピン)と王座決定戦(10回戦)を行うことが17日、兵庫県三田市の所属ジムで発表された。 8勝(5KO)1引き分けの尾崎に対し、ビラモアも8勝(4KO)無敗を誇る。大成ジムの丸元大成会長(48)は「無敗対決に勝って来年には世界を狙わせたい」と話した。 尾崎は大阪・興国高でインターハイ2位などの実績を持ち、法大に進み全日本ライトフライ級で5位などアマでキャリアを積んだが「世界王者になることが小さいころからの夢」と大学を中退して、プロの道に進んだ。 尾崎は「今年がスタートした時から2本目のベルトが目標だった。それを実現できる試合が今年最後にできるのでモチベーションは高い。必ず勝ちます」と意気込んだ。 まずアジアタイトルを獲得して、世界戦線に乗り出す。ライトフライ級はWBOを岩田翔吉(帝拳)が獲得した。WBA、WBCは統一王者だった寺地拳四朗(BMB)が返上して2階級制覇。IBFも矢吹正道(LUSH緑)が獲得も、フライ級への転向を明言している。 王座の空位はチャンスでもあるが、ライバルも多く出現する。群雄割拠の中を勝ち抜くために、まずはきっちり段階を踏む。「課題はあるが1戦1戦よくなっている自負はある。自信を持って世界にいきたい」と気合をみなぎらせた。【実藤健一】