好返球でサヨナラ阻止 東邦・上田、父は中日コーチ センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、東邦(愛知)と報徳学園(兵庫)が対戦。東邦は同点の九回、サヨナラのピンチを中堅手の上田耕晟選手(3年)のバックホームで阻止した。上田選手の父・佳範さんは日本ハムなどでプレーし、現在は中日でコーチを務める。 【白熱の報徳学園vs東邦を写真で】 東邦は4―4の九回裏1死二塁、報徳学園のプロ注目の堀柊那選手(3年)に中前に安打を運ばれたが、中堅手の上田選手が本塁へ好返球。二塁走者を本塁でタッチアウトにし、サヨナラのピンチを脱した。 上田選手の父・佳範さんは松商学園(長野)のエースとして1991年のセンバツで準優勝。この年の夏の甲子園3回戦の四日市工(三重)戦では、延長十六回の末、上田さんが相手投手の232球目にサヨナラ死球を受けて勝利を収めている。 試合は延長十回タイブレークの末、東邦が4―5で敗れた。【長宗拓弥】